屋根裏の神様

あらすじ
勤続560年のベテラン貧乏神(580)は上司の命令で福の神に転職させられそうになるが拒否して天界から逃げる。いくあてもない貧乏神だが屋根裏に住む決意をする。しかしそこは住める場所ではなかった。
住人・鈴木平太(28)を羨ましく見る貧乏神だが何か様子が変だ。
なんと平太は自殺しようとしていた。急いで止めに入る貧乏神。
平太の話を聞いてみると転職活動中だが何処も受からないし、彼女もいない人生に絶望していると言う。住む場所がない貧乏神は苦し紛れに「幸せになったら出ていってやるから、とりあえず俺を養え」と言う。やんわり拒否する平太だが無理やり返事をさせられてしまう。
ダメ貧乏神とダメ男の再起をかけた物語がはじまるのだった。
監督プロフィール
板倉 臣郎(いたくら おみろう)
1977年愛知県生まれ。大学中退後、上京。
俳優技術訓練後、青少年育成事業である全国小・中学校の巡回演劇を始める。
その後、数々の舞台や映画、TVに出演。映画「1リットルの涙」では主人公の初恋相手である小林研修医役として好評を得る。
近年は映像作家として映画、企業VP、WEBCM、デジタルサイネージ、アートギャラリーなど様々なメディアに向けた映像作品を監督している。
俳優として様々な作品作りに携わってきた経験の上に、現在は脚本・撮影・編集・監督を様々な制約のなかで自ら総合的に行っており、各々の制作条件に合わせた柔軟な撮影スタイルを提案、創造している。
どのジャンルにおいても映像美(シネアート)を大切に、観る人の心に響く映像を追究しており、 日本の風景や文化を映像を通して幅広く世界に伝える作品作りを心がけている。
2020年公開作として監督、脚本、撮影、編集、録音、主演、製作の一人七役を兼ねた長編映画『たとえこの世界が壊れたとしても』が待機中