坂の途中

八王子にある急な坂を登った先に住む夫婦、和樹と明里。
和樹はフリーランスとして動画編集の仕事を始めるが、一向に仕事が見つからない。
一方、ベンチャー起業家の明里はメディアから取材を受けるほどビジネスが順調だ。
「男は稼ぐべき」という価値観に縛られた和樹は、明里に収入や社会的地位の差をつけられる度、焦りと嫉妬を募らせる…。
下方婚(妻の年収が夫より高い)夫婦の小さな絆の再生を描いた物語。

大川 晃弘（おおかわ あきひろ）

埼玉県出身。映像クリエイター。制作会社に勤務しテレビ番組制作などに携わった後、現在はフリーランスで映像制作。
その傍ら自主制作活動を行い、第1 作「YARASE～フェイクニュースの見破り方～」(18)が東京ドキュメンタリー映画祭短編コンペティション入選＋タゴール国際映画祭初監督賞受賞(インド)。
2020年のコロナ禍、全てたった一人で制作した「LOOP」(出演2役・撮影・編集・監督)が、オーストラリアのスマホ映画祭でグランプリ受賞など始め、国内多くの映画祭にも入選。